第44章 あそこに万年筆がある!

一体どれほどの時間が過ぎ去ったのだろうか。

福田祐衣の意識は朦朧とし、すでに半ばショック状態に陥っていた。

彼女は便座の上で小さく丸まり、顔色は紙のように蒼白だ。髪は脂汗で濡れそぼり、手足は痙攣したように小刻みに震えている。

まだ一時間は経っていないのか?

それとも、その一時間は永遠に来ないのだろうか?

福田祐衣の意識は混濁し始めていた。彼女は頭の中で数字を数え続け、一時間になれ、と祈った。

だが実際には、毎回百まで数えるのがやっとだった。すぐに思考が乱れ、仕方なくまた最初から数え直す羽目になる。

次第に、福田祐衣の心から希望が消え失せ、代わりに底なしの絶望が這い上がってきた。...

ログインして続きを読む